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3月1日 16時01分
北海道のドラッグストア大手「サッポロドラッグストアー」は、これまでの大学生の新卒一括採用の制度を見直し、採用面接の対象を大学1年生にまで引き下げて、優秀であれば事実上の内定を出す新たな制度を導入することになりました。
「サッポロドラッグストアー」では、これまで大学生の採用は、主に4年生を対象にした新卒一括採用で、春から夏にかけて面接などを行っていました。会社によりますと、ことしからは採用面接の対象を1年生にまで引き下げ、優秀であれば事実上の内定を出すとする新たな制度を導入することになりました。
採用面接の対象を1年生まで広げる制度は、衣料チェーン、ユニクロを展開する「ファーストリテイリング」などが取り入れていますが、導入企業はまだ多くありません。
また、1年を通じて採用を行う通年採用とするほか、入社時期も卒業後2年以内の春と秋から選べるようにするということで、会社では、学生の自由度を高めることで多様な人材の採用につなげたい考えです。
大学生の就職活動はここ数年、学生が優位な「売り手市場」と言われていますが、道内でも、優秀な学生を確保しようと採用方法を柔軟に見直す動きが広がりそうです。