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2月27日 18時55分
去年12月、東海道・山陽新幹線の台車に亀裂が見つかった問題で、製造時の不具合によって台車自体の強度が不足していた可能性があることがわかり、JR西日本は台車を製造した会社とともに詳しく調べています。
去年12月、東海道・山陽新幹線の台車に破断寸前の長さ14センチの亀裂が見つかった問題では、国の運輸安全委員会が新幹線では初めて、「重大インシデント」に認定して調査しています。
国土交通省の検査マニュアルでは、走行距離が60万キロに達するたびに台車の点検を行うよう定めていて去年2月に行われた車体を含めた詳しい検査や直前の目視による点検でも異常はなかったことがわかっています。
JR西日本がさらに詳しく調べたところ、台車の亀裂は断面の状況などから長期間かけて次第に広がったのではなく、短時間で一気に広がった可能性があることがわかりました。
鉄道関係者によりますと、このため溶接など製造時の何らかの不具合によって台車自体の強度が不足していた可能性があるということです。
JR西日本は、台車を製造した川崎重工業とともに詳しい原因を調べていて、その結果を28日午後、公表することにしています。