「日本らしさ」に引かれ、京都で結婚式を挙げる外国人のカップルが増えている。
京都市は市内で挙式した外国人カップルに結婚証明書を発行。
外国人の同性同士の式を受け入れる寺もあり、新たな観光として盛り上がりを見せている。
京都市は証明書制度を始めた2015年以降、香港やドイツ、中国などのカップル約70組に結婚証明書を贈った。
「日本で挙式を希望する外国人が増えている」との民間業者の声を受け、制度をつくった。
挙式は気候が良い春と秋に集中しているという。
世界遺産の上賀茂神社(同市北区)は09年ごろから外国人カップルの要望が増えたため、結婚式を受け入れている。
小規模な婚礼が多く、担当者は「日本人が海外で挙式するのと同じで、新婚旅行を兼ねる人もいる」と説明する。
京都を選ぶ理由は「つき合う前に旅行に来て印象深い」「幼年期に日本に住んでいた」など。
「日本文化の象徴が京都」とのイメージを持っている人も多いという。
1月のある週末、妙心寺春光院(同市右京区)で、紋付きを着たオーストラリア人の男性同士が式を挙げた。
教師のリチャードさん(31)と人材会社のマットさん(33)。友人たちも出席し、2人を祝福した。
2人は何度か京都を訪れたことがあり、「日本で小さくてもリラックスした結婚式をしたい」と意見が一致した。
リチャードさんは「母国の式は規模が大きく、費用もかかり忙しい」と打ち明け、
式を終えると「全てが特別だった。住職は親しみやすく建物も美しい。友人にも勧めたい」と笑顔を見せた。
リハーサルから結婚の誓約、お説教まで英語で取り仕切った川上全龍副住職は
「2人が緊張しないように、形式張らず、できるだけ談笑するようにした」と話す。
2人の結婚式を企画したTNCブライダルサービス(同市中京区)の木村俊昭さんは、08年ごろから外国人向けにプロデュースを始めた。
年10〜20件ほど問い合わせがあり、「リゾート地ではなく、京都にしかない精神的なものを求めている」と話している。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018022000148&g=soc
春光院で行われたオーストラリア人の男性同士の結婚式=1月13日、京都市右京区
京都市は市内で挙式した外国人カップルに結婚証明書を発行。
外国人の同性同士の式を受け入れる寺もあり、新たな観光として盛り上がりを見せている。
京都市は証明書制度を始めた2015年以降、香港やドイツ、中国などのカップル約70組に結婚証明書を贈った。
「日本で挙式を希望する外国人が増えている」との民間業者の声を受け、制度をつくった。
挙式は気候が良い春と秋に集中しているという。
世界遺産の上賀茂神社(同市北区)は09年ごろから外国人カップルの要望が増えたため、結婚式を受け入れている。
小規模な婚礼が多く、担当者は「日本人が海外で挙式するのと同じで、新婚旅行を兼ねる人もいる」と説明する。
京都を選ぶ理由は「つき合う前に旅行に来て印象深い」「幼年期に日本に住んでいた」など。
「日本文化の象徴が京都」とのイメージを持っている人も多いという。
1月のある週末、妙心寺春光院(同市右京区)で、紋付きを着たオーストラリア人の男性同士が式を挙げた。
教師のリチャードさん(31)と人材会社のマットさん(33)。友人たちも出席し、2人を祝福した。
2人は何度か京都を訪れたことがあり、「日本で小さくてもリラックスした結婚式をしたい」と意見が一致した。
リチャードさんは「母国の式は規模が大きく、費用もかかり忙しい」と打ち明け、
式を終えると「全てが特別だった。住職は親しみやすく建物も美しい。友人にも勧めたい」と笑顔を見せた。
リハーサルから結婚の誓約、お説教まで英語で取り仕切った川上全龍副住職は
「2人が緊張しないように、形式張らず、できるだけ談笑するようにした」と話す。
2人の結婚式を企画したTNCブライダルサービス(同市中京区)の木村俊昭さんは、08年ごろから外国人向けにプロデュースを始めた。
年10〜20件ほど問い合わせがあり、「リゾート地ではなく、京都にしかない精神的なものを求めている」と話している。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018022000148&g=soc
春光院で行われたオーストラリア人の男性同士の結婚式=1月13日、京都市右京区