油漂着 サンゴや海藻に異変なし
*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180217/5050001823.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
奄美群島などに油などが相次いで漂着している問題を受けて、環境省は、
奄美大島の海域を緊急調査した結果、現時点ではサンゴや海藻に異変はないと発表しました。
先月6日に、中国の上海沖で起きた中国の貨物船とイランの海運会社のタンカーの衝突事故では、
タンカーが炎上して漂流し、その後、奄美大島の西およそ315キロ付近で沈没しました。
この際、タンカーの積み荷の原油や燃料の重油が流出し、その後、奄美群島などに
油や油とみられる黒い塊が相次いで漂着しています。
環境省の那覇自然環境事務所は、生態系への影響がないか確認するため、
奄美群島国立公園に指定されている5つの海域や海岸で緊急調査を行いました。
調査は今月12日から15日にかけて行われ、5つの海岸のうち4つの海岸で
油状のものが漂着していたものの、海面では確認されなかったということです。
また、干潮時に目視で海の中を確認したところ、サンゴや海藻、貝などに油状のものは付着しておらず、
生育にも異変はなかったということです。
那覇自然環境事務所は、目視の調査を続けるとともに、より深い海域での生態系への影響を調べるため、
水中での詳しい調査を行うことにしています。
この問題をめぐっては、鹿児島大学が海洋学や水産学などを専門とする教員による調査チームを立ち上げ、
今後、現地調査などを踏まえ、自治体への助言や住民への情報提供を行うことにしています。
02/17 15:26