おととし、東京駅の構内で女性の体を触ったとして、有罪判決を受け、上告している県の職員について、県は、「県の信用を著しく失墜させた」などとして、9日付けで懲戒免職にしました。
処分を受けたのは、県の置賜総合支庁道路計画課の岡部博征被告(48)です。
岡部被告は、おととし8月、東京駅構内の通路で女性の尻を触ったとして都の迷惑防止条例違反の罪に問われ、無罪を主張しましたが、去年12月、2審の東京高等裁判所は、1審に続いて懲役4か月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡しました。
被告側は最高裁判所に上告しましたが、県は、9日、県庁で会見を開いて「2審の判決などから痴漢行為があったと認定できる」として、9日付けで懲戒免職にしたことを明らかにしました。
大森康宏総務部長は、懲戒免職にした理由について、「過去に2度、同じような犯罪を起こしており、県の信用を著しく失墜させたためだ」などと説明した上で「被害者と県民に心からおわび申し上げる。信頼回復に向けて再発防止を徹底したい」と謝罪しました。
02月09日 19時29分
山形 NEWS WEB
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