http://www.asahi.com/articles/ASL275JX3L27UHBI02M.html
ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使は6日、ロシア国内で働く北朝鮮労働者の送還が始まったことを明らかにした。「2年以内の原則送還」を盛り込んだ昨年12月の国連安保理決議に対応するため、同大使は「我々は決議を無条件で履行している」と強調した。
訪問先のニューヨークでインタファクス通信などロシアの記者団に語った。多くの北朝鮮労働者が働く極東地域の州知事らが、決議順守のため「(送還を)前倒しで実施している」とした。
北朝鮮労働者をめぐっては、昨年9月の安保理決議で新規受け入れが禁止され、期間満了後の契約更新ができなくなった。12月の決議ではさらに送還が義務づけられたが、当初案で「1年以内」とされていた期間がロシアの反対で2年以内になった経緯がある。
マツェゴラ大使によるとロシアは毎年、建設現場や工場などで働く1万2千〜1万3千人の北朝鮮労働者に短期の労働ビザを発給。最も多い時で3万7千人が国内にいたという。(モスクワ=喜田尚)
ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使は6日、ロシア国内で働く北朝鮮労働者の送還が始まったことを明らかにした。「2年以内の原則送還」を盛り込んだ昨年12月の国連安保理決議に対応するため、同大使は「我々は決議を無条件で履行している」と強調した。
訪問先のニューヨークでインタファクス通信などロシアの記者団に語った。多くの北朝鮮労働者が働く極東地域の州知事らが、決議順守のため「(送還を)前倒しで実施している」とした。
北朝鮮労働者をめぐっては、昨年9月の安保理決議で新規受け入れが禁止され、期間満了後の契約更新ができなくなった。12月の決議ではさらに送還が義務づけられたが、当初案で「1年以内」とされていた期間がロシアの反対で2年以内になった経緯がある。
マツェゴラ大使によるとロシアは毎年、建設現場や工場などで働く1万2千〜1万3千人の北朝鮮労働者に短期の労働ビザを発給。最も多い時で3万7千人が国内にいたという。(モスクワ=喜田尚)