【ソウル共同】韓国の情報機関、国家情報院が李明博政権時に、大統領府に裏金を上納したとされる事件で、韓国検察は5日、李氏の側近で大統領府の元総務企画官、金伯駿容疑者を、高額賄賂犯罪を裁く特定犯罪加重処罰法上の収賄罪などで起訴した。起訴状は、李氏が国情院に直接裏金を要求したと指摘、李氏を「主犯」と位置付けた。
聯合ニュースが報じた。李氏の刑事責任追及は確実で、逮捕される可能性も出てきた。検察は2月25日の平昌冬季五輪終了を待ち取り調べる見通しだ。
韓国では朴槿恵被告も多額の収賄罪などで公判中。2人の大統領経験者の刑事責任が追及される事態が現実味を帯びている。
李明博氏(左)、金伯駿容疑者
2018年2月5日 17時34分
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018020501002099.html