東京都江戸川区で2015年、高校3年の岩瀬加奈さん(当時17歳)が殺害された事件の判決文を裁判所のホームページにアップしていたとして、東京高裁の幹部職員が1日、岩瀬さんの遺族と面会し、謝罪した。
この事件を巡っては、遺族が昨年12月26日、同高裁の岡口基一(きいち)裁判官がツイッターに載せた文面で不快な思いをさせられたとして、岡口裁判官の厳重な処分を求める要望書を高裁に提出している。
岡口裁判官は民事裁判の担当だが、私的なツイッターに事件への感想を書き、高裁がホームページにアップしていた同事件の高裁判決文へのリンク先も示していた。
高裁は「性犯罪に関わる判決文はホームページに掲載しない内規だったのに、誤って掲載していた」として、ホームページから削除したうえで、遺族に謝罪する意向を示していた。また、岡口裁判官のツイッターも事件に関する部分は削除されている。【石山絵歩】
2018年2月1日 20時49分
毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20180202/k00/00m/040/102000c
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