http://yomiuri.co.jp/national/20180125-OYT1T50116.html
山形大医学部付属病院(山形市)は24日、骨疾患の診断に使う放射性物質を含んだ注射液1本を紛失したと発表した。
放射線量はコンピューター断層撮影装置(CT)検査の5分の1程度で、人体への影響はほぼないという。根本建二院長は「管理責任を感じている」と陳謝した。
発表によると、診療放射線技師が16日午前8時頃、運送業者から注射液2本などが入った箱を受け取って開封し、注射室に置いた。午前10時半頃、担当医と診療放射線技師が1本足りないことに気づいたという。
注射液(2cc分)に含まれる放射性物質の半減期は6時間と短いため、同病院は「19日時点で放射能量はほぼゼロ」としている。
同病院では、医薬品が入った箱を運送業者から受け取る際、中身を確認せずに伝票にサインをすることが常態化していたといい、診療放射線技師が箱から取り出した注射液の本数の記憶自体が曖昧という。
部屋は日中、施錠されておらず、外部に持ち出された可能性があるほか、1本を取り出すのを忘れたまま箱を回収業者に渡したことや、そもそも必要な本数が病院に届いていなかった可能性もあるという。
また根本院長が事態を把握したのは紛失から1週間後の23日で、根本院長は「連絡体制に大きな問題があった」と話した。
同病院は、外部専門家を含めた調査委員会を設置して再発防止に向けた検証を行うという。
山形大医学部付属病院(山形市)は24日、骨疾患の診断に使う放射性物質を含んだ注射液1本を紛失したと発表した。
放射線量はコンピューター断層撮影装置(CT)検査の5分の1程度で、人体への影響はほぼないという。根本建二院長は「管理責任を感じている」と陳謝した。
発表によると、診療放射線技師が16日午前8時頃、運送業者から注射液2本などが入った箱を受け取って開封し、注射室に置いた。午前10時半頃、担当医と診療放射線技師が1本足りないことに気づいたという。
注射液(2cc分)に含まれる放射性物質の半減期は6時間と短いため、同病院は「19日時点で放射能量はほぼゼロ」としている。
同病院では、医薬品が入った箱を運送業者から受け取る際、中身を確認せずに伝票にサインをすることが常態化していたといい、診療放射線技師が箱から取り出した注射液の本数の記憶自体が曖昧という。
部屋は日中、施錠されておらず、外部に持ち出された可能性があるほか、1本を取り出すのを忘れたまま箱を回収業者に渡したことや、そもそも必要な本数が病院に届いていなかった可能性もあるという。
また根本院長が事態を把握したのは紛失から1週間後の23日で、根本院長は「連絡体制に大きな問題があった」と話した。
同病院は、外部専門家を含めた調査委員会を設置して再発防止に向けた検証を行うという。