https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180126/k10011303001000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_025
1月26日 4時09分
今月23日に噴火した群馬県の草津白根山では、新しくできた火口と見られる穴が複数あることが、人工衛星の画像の解析からわかりました。火山の専門家は、「火口ができたと見られる範囲が広いため、今後の活動を注意深く監視する必要がある」と指摘しています。
今月23日に噴火した群馬県の草津白根山について、民間の測量会社「パスコ」は、ドイツの人工衛星が噴火翌日の24日、撮影した映像を詳しく分析しました。
その結果、噴火が発生した本白根山の鏡池周辺では、複数の穴がほぼ東西方向におよそ220メートルにわたって連続して並んでいることがわかりました。
穴の列は、鏡池の北およそ500メートルのところにあり、直径は10メートルから15メートルほどで、2年前に撮影された画像には映っていないことから、新しくできた火口と見られるということです。
さらに、この穴の列がある場所から、谷を挟んで西に300メートルほど離れたところにも火口と見られる穴が1つあるのが確認されました。この穴がある場所は、スキー場のリフトから100メートルほどしか離れていないということです。
これについて、火山噴火予知連絡会の前の会長で東京大学の藤井敏嗣名誉教授は「撮影された穴は、今回の噴火によって新たにできた火口と見て間違いない。火口が谷を挟んでできるなど広い範囲に及んでいるため、噴火のメカニズムなどに違いがある可能性があり、今後の活動を注意深く監視する必要がある」と話しています。
1月26日 4時09分
今月23日に噴火した群馬県の草津白根山では、新しくできた火口と見られる穴が複数あることが、人工衛星の画像の解析からわかりました。火山の専門家は、「火口ができたと見られる範囲が広いため、今後の活動を注意深く監視する必要がある」と指摘しています。
今月23日に噴火した群馬県の草津白根山について、民間の測量会社「パスコ」は、ドイツの人工衛星が噴火翌日の24日、撮影した映像を詳しく分析しました。
その結果、噴火が発生した本白根山の鏡池周辺では、複数の穴がほぼ東西方向におよそ220メートルにわたって連続して並んでいることがわかりました。
穴の列は、鏡池の北およそ500メートルのところにあり、直径は10メートルから15メートルほどで、2年前に撮影された画像には映っていないことから、新しくできた火口と見られるということです。
さらに、この穴の列がある場所から、谷を挟んで西に300メートルほど離れたところにも火口と見られる穴が1つあるのが確認されました。この穴がある場所は、スキー場のリフトから100メートルほどしか離れていないということです。
これについて、火山噴火予知連絡会の前の会長で東京大学の藤井敏嗣名誉教授は「撮影された穴は、今回の噴火によって新たにできた火口と見て間違いない。火口が谷を挟んでできるなど広い範囲に及んでいるため、噴火のメカニズムなどに違いがある可能性があり、今後の活動を注意深く監視する必要がある」と話しています。