派遣社員転落死、運送会社を在宅起訴 検察審査で「不起訴不当」
1/25(木) 9:25配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000511-san-soci
箕面市の梱包(こんぽう)会社「モリモト物流」の倉庫で平成27年に派遣社員の女性=当時(46)=が転落死する事故があり、大阪地検は24日、安全管理を怠り女性を死亡させたとして、労働安全衛生法違反と業務上過失致死の罪で同社の森本加世子取締役(58)を在宅起訴したと発表した。法人としての同社も同法違反罪で起訴した。
事故では、同法違反容疑で森本被告と同社が書類送検され、地検は不起訴処分(嫌疑不十分)にした。だが、大阪第1検察審査会が昨年10月、「証拠の評価に納得できない点がある」と「不起訴不当」を議決し、地検が再捜査していた。
起訴状によると、森本被告は労働者の指揮監督や安全管理を担当していたが、27年7月18日、作業の危険を防止する対策を怠り、台車で商品の運搬をしていた女性が倉庫2階から転落し、同24日に頭蓋内損傷により死なせたとしている。