朝日新聞 2018年1月24日12時52分
走行中に異音が確認されたため、運行途中の新大阪駅で車両を交換した博多発東京行き新幹線「のぞみ20号」(N700系、16両編成)について、
JR西日本は24日、ボンネット(鼻の部分)の内部で部品が当たっていたのが原因だったと発表した。安全運行に支障はなく、音が出ないように処置したうえで、車両を通常のダイヤに復帰させるという。
不具合があったのは16日。広島県内を走行中、車掌が異音に気づき、岡山駅から乗り込んだ保守担当も異音を確認したため姫路駅で停車。
台車に亀裂があるなどの異常は見つからなかったが、新大阪駅で乗客を乗り換えさせた。JR西は「念のため車両を交換した」としていた。
JR西は実際に走行を再現するなどして原因を調査。その結果、最後部の1号車のボンネット内にある「救援用連結器」が、走行による振動の影響で収納枠に当たっていたことが判明。
通常は接触しない構造だが、連結器と枠の間にゴムを挟んで音が出ないようにしたという。
また、「油のような臭いがする」と申告のあった16日の新大阪発博多行きの新幹線「こだま741号」(500系、8両編成)については、前日の全般検査時に床にかけたワックスの臭いが原因とみられることがわかった。
運行後の点検でも油漏れなどの異常は確認されなかったという。(波多野大介)
N700系
https://www.asahi.com/articles/ASL1S3G0HL1SPTIL00J.html
走行中に異音が確認されたため、運行途中の新大阪駅で車両を交換した博多発東京行き新幹線「のぞみ20号」(N700系、16両編成)について、
JR西日本は24日、ボンネット(鼻の部分)の内部で部品が当たっていたのが原因だったと発表した。安全運行に支障はなく、音が出ないように処置したうえで、車両を通常のダイヤに復帰させるという。
不具合があったのは16日。広島県内を走行中、車掌が異音に気づき、岡山駅から乗り込んだ保守担当も異音を確認したため姫路駅で停車。
台車に亀裂があるなどの異常は見つからなかったが、新大阪駅で乗客を乗り換えさせた。JR西は「念のため車両を交換した」としていた。
JR西は実際に走行を再現するなどして原因を調査。その結果、最後部の1号車のボンネット内にある「救援用連結器」が、走行による振動の影響で収納枠に当たっていたことが判明。
通常は接触しない構造だが、連結器と枠の間にゴムを挟んで音が出ないようにしたという。
また、「油のような臭いがする」と申告のあった16日の新大阪発博多行きの新幹線「こだま741号」(500系、8両編成)については、前日の全般検査時に床にかけたワックスの臭いが原因とみられることがわかった。
運行後の点検でも油漏れなどの異常は確認されなかったという。(波多野大介)
N700系
https://www.asahi.com/articles/ASL1S3G0HL1SPTIL00J.html