![【川西集団暴行死】食事を監視、10分で完食強要「吐いたものも食べさせた」 集団生活の一端明らかに−神戸地裁 ->画像>9枚](https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201801/img/d_10903571.jpg)
「(制限時間の)10分以内に食べ終われませんでした」「吐いたもの、食べ終わりました」−。兵庫県川西市で集団生活をしていた女性=当時(25)=を暴行死させたとされる事件で、傷害致死罪などに問われた田口恵子被告(33)ら3人の公判が16日、神戸地裁で始まり、検察側は同被告が同居人らの食事時間を制限し、メールで厳しく管理していた生活の一端を示した。
検察側は冒頭陳述で、田口被告らが4世帯の男女15人ほどの集団で生活し、給与などの収入を一括管理していたと指摘。暴力を振るったり、制裁を加えるよう同居人に指示したりしていたとした。
田口被告が同居人らとやり取りしていたメールも示され、制限時間の10分以内に完食したかの報告を強要。時間を過ぎた場合、罰としてもう一度食事を取らせ、確認のために食後の体重を報告させるメールも複数あったという。
一方、女性の兄(30)=受刑中=も「(田口被告は)食事の状況を互いに監視させ、報告させていた。吐いたものも食べさせていた」と集団生活について証言した。
配信2018/1/16 18:27
神戸新聞NEXT
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