https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180115/k10011289491000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_032
1月15日 13時27分
阪神・淡路大震災でがれきの回収業務に当たった兵庫県明石市の職員がアスベスト特有のがんを発症して5年前に死亡したことについて、遺族が公務災害と認めるよう求める訴えを神戸地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、5年前の平成25年に死亡した兵庫県明石市の職員、島谷和則さん(49)の遺族です。
訴えによりますと、島谷さんは平成7年に起きた阪神・淡路大震災の直後からおよそ5か月間、がれきの回収業務に当たり、その後、亡くなる前年の平成24年にアスベスト特有のがん、中皮腫と診断されました。
島谷さんは、業務中にがれきに含まれていたアスベストを吸い込んだことが原因だとして、地方公務員災害補償基金に公務災害を申し立てましたが「業務に従事した期間が短い」などとして認められないまま死亡しました。
このため、妻が基金に対し公務災害と認めるよう求める訴えを15日、神戸地方裁判所に起こしました。
島谷さんの妻は神戸市内で記者会見し「基金は私たちの話を真正面から受け止めてほしい。夫の無念を晴らしたい」と話しました。
地方公務員災害補償基金は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。
妻の代理人の弁護団によりますと、阪神・淡路大震災の復旧業務と公務員の死亡との間に因果関係があるとして公務災害を認めるよう訴えた裁判は全国で初めてだということです。
1月15日 13時27分
阪神・淡路大震災でがれきの回収業務に当たった兵庫県明石市の職員がアスベスト特有のがんを発症して5年前に死亡したことについて、遺族が公務災害と認めるよう求める訴えを神戸地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、5年前の平成25年に死亡した兵庫県明石市の職員、島谷和則さん(49)の遺族です。
訴えによりますと、島谷さんは平成7年に起きた阪神・淡路大震災の直後からおよそ5か月間、がれきの回収業務に当たり、その後、亡くなる前年の平成24年にアスベスト特有のがん、中皮腫と診断されました。
島谷さんは、業務中にがれきに含まれていたアスベストを吸い込んだことが原因だとして、地方公務員災害補償基金に公務災害を申し立てましたが「業務に従事した期間が短い」などとして認められないまま死亡しました。
このため、妻が基金に対し公務災害と認めるよう求める訴えを15日、神戸地方裁判所に起こしました。
島谷さんの妻は神戸市内で記者会見し「基金は私たちの話を真正面から受け止めてほしい。夫の無念を晴らしたい」と話しました。
地方公務員災害補償基金は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。
妻の代理人の弁護団によりますと、阪神・淡路大震災の復旧業務と公務員の死亡との間に因果関係があるとして公務災害を認めるよう訴えた裁判は全国で初めてだということです。