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1月15日 11時59分
14日夜、広島市の路上で男性2人が刃物で刺され、このうち75歳の男性が死亡した事件で、逮捕された男が調べに対し「2人と面識はない」と供述していることが警察への取材でわかりました。警察は通り魔的な事件と見て調べています。
14日午後10時15分ごろ、広島市安佐北区可部のバス停で、いずれもバスを待っていた、近くに住む座山則男さん(75)と20歳の男子大学生が男に刃物で刺されました。座山さんは腹を刺されて死亡し、男子大学生は背中にけがをしました。
男は逃げましたが、途中、知り合いに人を刺したなどと電話で連絡し、警察によりますと、およそ1時間半後に15キロほど離れたJR広島駅付近で、市内に住む高橋豪容疑者(33)を見つけ、2人を刺したことを認めたことなどから殺人などの疑いで逮捕しました。
高橋容疑者はその後の調べに対し「2人と面識はない」と供述していることが、警察への取材でわかりました。
これまでの調べで、2人を刺したと見られる刃物が現場付近で見つかっていて、男子大学生は「男が後ろに来ていきなり背中を刺された」と話しているということです。
警察は面識のない2人を突然刺した、通り魔的な事件と見て調べています。
「大きな声がした」
現場の近くで店を経営する60代の男性は「大きな声がしたので見てみると、男性が倒れていて警察の車が何台も来て事件とわかった。こんな事件が近くで起きて驚いている」と話していました。