求人情報大手のリクルートジョブズ(東京・中央)が15日発表した三大都市圏(首都圏・東海・関西)の2017年12月のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比2.4%(24円)高い1030円だった。歳暮の発送といった配送や物流関連で時給が高い短期バイトが目立った。
職種別では「製造・物流・清掃系」が前年同月比2.0%高の1021円だった。クリスマスや年末年始の配送需要に対応するため、倉庫作業員や配送ドライバーで高時給の募集案件が増えた。
飲食店や食品販売など「フード系」は同2.3%高の987円。繁忙期の12月は例年、採用活動が落ち着くが「人手不足で採用を続ける店も目立った」(同社)という。
コンビニエンスストア店員などの「販売・サービス系」は2.2%高い1012円。事務系も1.6%上がった。
地域別は首都圏が2.5%(26円)高い1073円。東海は3%(29円)高い972円。関西は1.8%(18円)上がり997円だった。
同業大手のパーソルキャリア(東京・千代田)が同日まとめた全国の12月のアルバイト・パートの募集時平均時給は、前年同月と比べ4%(40円)高い1052円だった。都市部を中心に幅広い職種で高時給が目立った。関東エリアは1117円と初めて1100円台に達した。
配信2018/1/15 13:31
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25681720V10C18A1000000/