タイガー魔法瓶は、中国で販売するステンレスボトルに本物かどうかが分かるシールを今月からつけると発表した。タイガーなど日本メーカーのボトルは軽くて保温力が高いため中国でも人気だが、マークや形を似せたコピー商品が増えており、対策に乗り出した。
ボトルが入った箱などに貼ってある3センチ四方のシールをめくるとQRコードがある。スマートフォンで読み取ると、中国語で「正規取扱商品(本物)」、コピー商品だと「不正な番号(コード)」と表示される。同じQRコードを4回以上読み取ると、そのコードが写し取られている可能性があるため、注意を促すメッセージが出る。中国以外でもシールの活用を検討する。
タイガーによると、日本から中国へのボトルの輸出が近年増えている。タイガーのマークを似せたコピー商品も増えており、生産している現地メーカーを見つけては訴えるなどしているが、追いつかない状態だという。コピー商品は、保温力やふたの締まり具合が不十分なものが多く、飲み口の滑らかさが足りず、唇を切る恐れもあるという。(金本有加)
タイガー魔法瓶の「本物」判定シール(左)をめくるとQRコード(右)があり、スマホで読み取ると本物かどうか表示される(同社提供)
日本の伝統工芸の「切子(きりこ)」の模様をつけたタイガー魔法瓶のステンレスボトル=同社提供
配信2018年1月11日16時52分
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL1B54GVL1BPLFA00P.html
ボトルが入った箱などに貼ってある3センチ四方のシールをめくるとQRコードがある。スマートフォンで読み取ると、中国語で「正規取扱商品(本物)」、コピー商品だと「不正な番号(コード)」と表示される。同じQRコードを4回以上読み取ると、そのコードが写し取られている可能性があるため、注意を促すメッセージが出る。中国以外でもシールの活用を検討する。
タイガーによると、日本から中国へのボトルの輸出が近年増えている。タイガーのマークを似せたコピー商品も増えており、生産している現地メーカーを見つけては訴えるなどしているが、追いつかない状態だという。コピー商品は、保温力やふたの締まり具合が不十分なものが多く、飲み口の滑らかさが足りず、唇を切る恐れもあるという。(金本有加)
タイガー魔法瓶の「本物」判定シール(左)をめくるとQRコード(右)があり、スマホで読み取ると本物かどうか表示される(同社提供)
日本の伝統工芸の「切子(きりこ)」の模様をつけたタイガー魔法瓶のステンレスボトル=同社提供
配信2018年1月11日16時52分
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL1B54GVL1BPLFA00P.html