https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180102/k10011277191000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_013
1月2日 4時52分
国連のグテーレス事務総長は就任してから2年目を迎え、地球温暖化対策や移民・難民問題など地球規模の課題への取り組みが問われる中、国連に厳しい姿勢で臨むアメリカのトランプ政権の協力をどこまで得られるのか、その手腕が問われることになります。
ポルトガルの首相や国連難民高等弁務官を歴任したアントニオ・グテーレス氏は去年1月に国連事務総長に就任し、今月で5年の任期の2年目に入ります。
しかし国連で最大の分担金の拠出国であるアメリカのトランプ政権は去年、国連が取り組んできた地球温暖化対策の新たな枠組み、パリ協定からの脱退を表明したほか、移民・難民を支援する国際的な枠組み「ニューヨーク宣言」に基づく交渉からも離脱しました。
トランプ政権はさらに、アメリカの価値観に反して人工中絶などを支援したとして国連人口基金への資金拠出を停止する決定をしたほか、イスラエルに批判的だとしてユネスコ=国連教育科学文化機関からの脱退を表明するなど、国連と距離を置く姿勢を示しています。
国連はことし9月の国連総会で地球温暖化対策と難民・移民支援に関するサミットを開催し、地球規模の課題の解決に向けた道筋を示すことを目指しています。
このためグテーレス事務総長としては、トランプ政権に対して国連への貢献はアメリカの国益にもかなうと粘り強く働きかけていく方針で、その手腕が改めて問われる1年となりそうです。
1月2日 4時52分
国連のグテーレス事務総長は就任してから2年目を迎え、地球温暖化対策や移民・難民問題など地球規模の課題への取り組みが問われる中、国連に厳しい姿勢で臨むアメリカのトランプ政権の協力をどこまで得られるのか、その手腕が問われることになります。
ポルトガルの首相や国連難民高等弁務官を歴任したアントニオ・グテーレス氏は去年1月に国連事務総長に就任し、今月で5年の任期の2年目に入ります。
しかし国連で最大の分担金の拠出国であるアメリカのトランプ政権は去年、国連が取り組んできた地球温暖化対策の新たな枠組み、パリ協定からの脱退を表明したほか、移民・難民を支援する国際的な枠組み「ニューヨーク宣言」に基づく交渉からも離脱しました。
トランプ政権はさらに、アメリカの価値観に反して人工中絶などを支援したとして国連人口基金への資金拠出を停止する決定をしたほか、イスラエルに批判的だとしてユネスコ=国連教育科学文化機関からの脱退を表明するなど、国連と距離を置く姿勢を示しています。
国連はことし9月の国連総会で地球温暖化対策と難民・移民支援に関するサミットを開催し、地球規模の課題の解決に向けた道筋を示すことを目指しています。
このためグテーレス事務総長としては、トランプ政権に対して国連への貢献はアメリカの国益にもかなうと粘り強く働きかけていく方針で、その手腕が改めて問われる1年となりそうです。