30人がインフルエンザ 院内集団感染か 80代の患者の女性死亡
前橋市の病院で、入院患者と職員合わせて30人がインフルエンザと診断され、このうち80代の患者の女性が27日夜、死亡しました。
前橋市は、院内での集団感染と見て28日、病院に立ち入り検査を行い、消毒の徹底などを指導しました。
前橋市によりますと、市内にある病院で今月12日から25日にかけて入院患者26人、職員4人の合わせて30人が発熱などの症状を訴え、全員がB型のインフルエンザと診断されました。
このうち80代の入院患者の女性が27日夜、呼吸不全のため死亡したということです。
この患者は、今月24日にインフルエンザと診断され治療薬の投与を受けたあと、いったんは回復傾向にあったものの、27日に容体が急変したということです。
前橋市は、ほかの25人は回復し、4人も快方に向かっているとしています。
市によりますと、今月18日に病院からインフルエンザの患者が出ていると連絡を受け、院内での消毒の徹底などを指導していたということです。
前橋市は院内でのインフルエンザの集団感染と見て、女性の死亡を受けて28日、病院に立ち入り検査を行い、再度、消毒の徹底などを指導しました。
NHK NEWS WEB 12月28日 20時41分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171228/k10011274671000.html