すでに10月から、機器の部品保証サービスの伝票データを自動入力している。正体はプログラム処理するソフトウェアだが、これまではパソコンでの手入力が必要なため、社員1人を専従させていた。伝票の処理件数が年間4800件と膨大で、入力ミスも少なくなかったという。
サ統さんは、自分のメールアドレスに担当部からの伝票データが届くと、IDなどを使って自動でログインし、伝票処理をしていく。手作業で1件あたり約18分かかっていた処理を約2分にまで短縮し、年間約1300時間の効率化が見込めるという。
島津が今回導入したのは「ロボティクス・プロセス・オートメーション(RPA)」と呼ばれるシステムで、製造業で本格導入されるのは珍しいという。三井住友フィナンシャルグループなどのメガバンクが、業務量削減に向けてRPAを活用する計画を打ち出すなどしている。(辻森尚仁)
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