JAXAのミニロケット 打ち上げ延期
需要が増している超小型衛星を打ち上げるため開発された世界最小クラスのミニロケットについて、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、今月28日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で予定していた打ち上げを延期すると発表しました。
JAXAが新たに開発した全長およそ10メートルの世界最小クラスのミニロケットはことし1月、超小型衛星を搭載して、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられましたが、飛行中に機体の状態を示すデータが途絶えたことから、飛行を中断し、打ち上げは失敗しました。
JAXAは失敗の原因になったと見られるケーブルを保護するなどの対策をとった上で、今月28日に再び、打ち上げる予定でしたが、ロケットの圧力センサーに不具合が見つかり打ち上げを延期すると発表しました。
JAXAによりますと、打ち上げ時期は、来月中旬以降になるということです。
超小型衛星は高性能化が進んだことなどから世界中で需要が増していて、今回のミニロケットは、民生用の部品を活用することなどで、これまでよりも大幅に安いコストでの打ち上げを目指していました。
NHK NEWS WEB 12月26日 12時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171226/k10011271821000.html