青森県八戸市沖でとれたマサバ(上)とゴマサバ
サバの水揚げが盛んな青森県八戸市で、身を解体することなく瞬時に脂身の量を測定し、仕分けする機械が試運転を始めた。実用化すれば、脂が乗った良質のサバだけを消費者に届けることも可能に。ブランド化を進めている地元は、産地間競争に打ち勝つ切り札になると期待している。
10月31日、八戸市内で開かれた実演会。レーンに載せられたサバが箱状の装置を通過すると、身に含まれる脂肪の割合が即座に画面に表示された。毎分100匹の測定が可能で、脂の乗りに応じて次々と自動で仕分けされていった。
地方独立行政法人「青森県産業技術センター」が3年かけて開発。サバは傷みやすく、触れるだけで鮮度が落ちる。青森の特産品リンゴの糖度分析機をヒントに、近赤外線を透過させて成分を調べる手法を取り入れ、鮮度を維持したまま短時間で大量に測定することに成功した。
八戸近海はマサバとゴマサバが混在し、見た目での判別が難しいケースもある。来年3月まで試験し改良を加える。
配信2017.12.20 09:16
産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/171220/lif1712200023-n1.html
サバの水揚げが盛んな青森県八戸市で、身を解体することなく瞬時に脂身の量を測定し、仕分けする機械が試運転を始めた。実用化すれば、脂が乗った良質のサバだけを消費者に届けることも可能に。ブランド化を進めている地元は、産地間競争に打ち勝つ切り札になると期待している。
10月31日、八戸市内で開かれた実演会。レーンに載せられたサバが箱状の装置を通過すると、身に含まれる脂肪の割合が即座に画面に表示された。毎分100匹の測定が可能で、脂の乗りに応じて次々と自動で仕分けされていった。
地方独立行政法人「青森県産業技術センター」が3年かけて開発。サバは傷みやすく、触れるだけで鮮度が落ちる。青森の特産品リンゴの糖度分析機をヒントに、近赤外線を透過させて成分を調べる手法を取り入れ、鮮度を維持したまま短時間で大量に測定することに成功した。
八戸近海はマサバとゴマサバが混在し、見た目での判別が難しいケースもある。来年3月まで試験し改良を加える。
配信2017.12.20 09:16
産経ニュース
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