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12月21日 5時24分
日本航空が取引先を装って送りつけられた電子メールを信じ込んで3億8000万円余りをだまし取られた事件に関連して、航空会社のスカイマークにも同様のメールが届き、金を振り込んでいたことがわかりました。何者かが航空会社を狙って詐欺行為を繰り返している可能性が見えてきました。
日本航空は実在する海外の取引先を装った電子メールで航空機のリース代などを請求され、合わせて3億8000万円余りをだまし取られていたと20日公表しました。
これに関連して、東京に本社を置く航空会社のスカイマークにも二度にわたって同様のメールが届いていたことがわかりました。
会社によりますと、去年6月にはメールを信じ込んだ担当者が40万円を振り込みましたが、すでに口座が凍結されており、被害は免れたということです。
またことし10月にも別の取引先をかたって200万円余りを請求するメールが届きましたが、担当者が取引先に確認して詐欺に気づいたということです。
これらはいずれもメールの送信者が実在する取引先の担当者の名前になっていて「振込先が変更された」として香港の銀行口座を指定してきたということです。
こうしたことから、何者かが取引先の情報を不正に入手し、航空会社を狙って詐欺行為を繰り返している可能性が見えてきました。