2017年12月20日 夕刊
【ベルリン=共同】ドイツの独禁当局、連邦カルテル庁は十九日、米インターネット交流サイト大手フェイスブックの個人情報収集に関する暫定的な調査結果を発表、独占的な地位を乱用して違法に利用者の個人情報を大量に収集している疑いがあるとして、是正を求めた。最終的な調査結果は二〇一八年にも発表する。
カルテル庁は一六年にフェイスブックが利用者の個人情報を収集する際に、情報の種類や範囲を十分に説明していない疑いがあるとして調査を開始。交流サイトに関わるアプリやウェブサイトで支配的な立場にあることを利用していると指摘した。
利用者がウェブサイトなどを訪問した際に「いいね」を押さなくても、閲覧するだけでフェイスブックに個人情報が流れる仕組みになっていることを問題視している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201712/CK2017122002000234.html