http://www.sankei.com/smp/west/news/171219/wst1712190009-s1.html
大阪・ミナミの地下街商店主らでつくる「なんなんタウン商店街振興組合」(大阪市中央区)が、今年で21回目となる「NAMBAなんなん大阪弁川柳コンテスト」の入賞作品15点を発表した。大賞は、写真共有アプリ「インスタグラム」への投稿をテーマにした作品。ほかにも今年の世相を大阪弁で軽やかに表現した作品が多く集まった。
応募総数5939点から川柳作家の大西泰世さんらが選んだ。
大賞は「早よ食べや いつまで写真 撮ってんねん」。冷めるで〜と、隣のテーブルを気にする様子が目に浮かぶ。
優秀賞には、ノーベル文学賞受賞を待ち望まれる作家の村上春樹氏にちなんだ「ノルウェイの 森から出るの いつやろか」なども選ばれた。
開業60周年を記念した「60周年賞」は「還暦も NAMBAなんなん めちゃ元気」。いまどきの還暦は心身ともにまだまだ若い。バーゲンセールのPRにも使用する「キャッチフレーズ大賞」は、日本人初の陸上100メートル9秒台が出たことにちなんだ「セールやて ダッシュで行かな 9秒台」が、佳作には「プレミアム ビールとちゃうで 金曜日」などが選ばれた。
同商店街の池田吉孝理事長は「大阪弁には軽みがあり、深刻な話題でも重くなりすぎず伝わるのが大阪弁川柳の魅力」と話していた。同組合は今回の応募作品から約450点を冊子にし、郵送代のみで提供する予定。問い合わせは同組合