16日正午ごろ、京都市下京区烏丸通七条上る常葉町の真宗大谷派東本願寺の絵表所(えひょうじょ)2階から煙が出ていたのを寺の関係者が発見、消火器ですぐに消し止められたが、木造2階建て約580平方メートルのうち2階の床の一部とエアコン、筆などの道具類を焼いた。けが人はなかった。
京都府警下京署と京都市消防局で出火原因を調べている。絵表所は本尊や掛け軸などを製作・修復する場所。この日は朝から絵師が修復作業の準備をしていたが、出火当時は外に出ていて無人だったという。
東本願寺は江戸時代初期に現在地に創立。絵表所は境内の北端にあり、近くには世界最大の木造建築物とされる御影堂や大寝殿などの国登録有形文化財がある。
配信2017.12.16 13:03更新
産経ニュース
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