【12月13日 AFP】米英語辞典のメリアム・ウェブスター(Merriam-Webster)は12日、2017年の「ワード・オブ・ザ・イヤー(Word of the Year)」は「フェミニズム」に決定したと発表した。今年はドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の大統領就任で女性たちの抗議活動が全米に広まり、権力を保持する男性らが性的不品行で猛烈な非難を受けて相次いで失脚した。
「ワード・オブ・ザ・イヤー」は、前年に比べて検索件数が急増した言葉や表現に対して贈られる。
メリアム・ウェブスターによると、「フェミニズム」の検索件数は、一連の報道やイベントに合わせて複数回にわたって急増し、2016年から70%上昇した。そのうちの一つが、トランプ氏が大統領に就任した翌日の1月21日、首都ワシントンをはじめ全米各地で行われた女性主導のデモ「女性の行進(Women's March)」だという。
その他、トランプ氏の当選に貢献したケリーアン・コンウェー(Kellyanne Conway)大統領上級顧問が2月に「自分をフェミニストだとは思っていない」と発言したことや、権威主義的な近未来の米国を描いたドラマ「ハンドメイド・テール(The Handmaid's Tale)」、映画「ワンダーウーマン(Wonder Woman)」のヒットも検索増加のきっかけとなった。
さらにセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)をめぐって映画界や政界、経済界の著名人らが失脚し、ソーシャルメディアでハッシュタグ「#MeToo(私も)」を使って女性たちが被害を告発する動きが世界中で広がったことも検索を増加させたという。
メリアム・ウェブスターの辞典で「フェミニズム」は、「性別間の政治的、経済的、社会的な平等の理論」「女性の権利と利益のための組織的運動」と定義されている。(c)AFP
配信2017年12月13日 12:24
AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3155205?cx_part=topstory&cx_position=2
「ワード・オブ・ザ・イヤー」は、前年に比べて検索件数が急増した言葉や表現に対して贈られる。
メリアム・ウェブスターによると、「フェミニズム」の検索件数は、一連の報道やイベントに合わせて複数回にわたって急増し、2016年から70%上昇した。そのうちの一つが、トランプ氏が大統領に就任した翌日の1月21日、首都ワシントンをはじめ全米各地で行われた女性主導のデモ「女性の行進(Women's March)」だという。
その他、トランプ氏の当選に貢献したケリーアン・コンウェー(Kellyanne Conway)大統領上級顧問が2月に「自分をフェミニストだとは思っていない」と発言したことや、権威主義的な近未来の米国を描いたドラマ「ハンドメイド・テール(The Handmaid's Tale)」、映画「ワンダーウーマン(Wonder Woman)」のヒットも検索増加のきっかけとなった。
さらにセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)をめぐって映画界や政界、経済界の著名人らが失脚し、ソーシャルメディアでハッシュタグ「#MeToo(私も)」を使って女性たちが被害を告発する動きが世界中で広がったことも検索を増加させたという。
メリアム・ウェブスターの辞典で「フェミニズム」は、「性別間の政治的、経済的、社会的な平等の理論」「女性の権利と利益のための組織的運動」と定義されている。(c)AFP
配信2017年12月13日 12:24
AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3155205?cx_part=topstory&cx_position=2