神奈川県座間市のアパートの部屋で遺体で見つかった9人のうち、横浜市の25歳の女性に対する殺人などの疑いで白石隆浩容疑者が再逮捕された事件で、部屋から見つかった刃物などから、この女性のDNAが検出されていたことが警視庁への取材でわかりました。
ことし10月、神奈川県座間市のアパートの部屋で、男女9人が遺体で見つかり、このうちの1人を殺害した疑いで逮捕された白石隆浩容疑者(27)について、警視庁は横浜市の25歳の女性を自宅の部屋で殺害し、遺体を遺棄したなどとして、殺人などの疑いで再逮捕しました。
警視庁によりますと、調べに対し容疑を認め「金目的でやった。1000円ほど持っていた」などと供述しているということです。
これまでの調べで、白石容疑者の部屋からは、血の付いたのこぎりやきりなどが見つかっていることがわかっていますが、これらから、この女性のDNAが検出されていたことが警視庁への取材でわかりました。
部屋からはほかにも、女性のバッグやICカード、それに定期入れなどが見つかったということです。白石容疑者は9人全員をこの部屋で殺害し、遺棄したことを認めているということで、警視庁は供述を裏付ける証拠になると見て調べるとともに、ほかの7人についても殺人などの疑いで捜査を進めることにしています。
配信12月11日 17時56分
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171211/k10011254641000.html