http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171210/k10011253211000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006
12月10日 7時40分
湾岸諸国の閣僚などが参加して中東の安全保障について話し合う国際会議がバーレーンで開かれ、参加した各国からは、アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことへの懸念が相次いで示されました。
中東地域の安全保障をめぐる課題について話し合う国際会議「マナマ対話」が9日、バーレーンの首都マナマで開かれ、湾岸諸国の閣僚や日本の河野外務大臣が参加しました。
この中で、アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことについて、バーレーンのハリド外相は「イスラエル・パレスチナ問題の永続的な解決のためにはアメリカの関与が欠かせない。しかし、今回の決定は、これまでのすべての和平プロセスを脅かすものだ」と批判しました。
また、UAE=アラブ首長国連邦のガルガシュ外務担当国務相も「トランプ大統領の決定は過激思想への贈り物だ。過激派は憎悪をかき立て扇動することに使うだろう」と述べるなど、各国の閣僚から懸念が相次いで示されました。
一方で会議では、湾岸諸国が敵対するイランの動きや泥沼化するイエメン内戦に関する話題にも多くの時間が割かれ、バーレーンのハリド外相は「過激派やイランの影響を受けた組織への対策がわが国にとっての最優先事項だ」と述べるなど、聖地エルサレムの問題と並んでイランの脅威への対処が喫緊の課題だとの姿勢を強調しました。
12月10日 7時40分
湾岸諸国の閣僚などが参加して中東の安全保障について話し合う国際会議がバーレーンで開かれ、参加した各国からは、アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことへの懸念が相次いで示されました。
中東地域の安全保障をめぐる課題について話し合う国際会議「マナマ対話」が9日、バーレーンの首都マナマで開かれ、湾岸諸国の閣僚や日本の河野外務大臣が参加しました。
この中で、アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことについて、バーレーンのハリド外相は「イスラエル・パレスチナ問題の永続的な解決のためにはアメリカの関与が欠かせない。しかし、今回の決定は、これまでのすべての和平プロセスを脅かすものだ」と批判しました。
また、UAE=アラブ首長国連邦のガルガシュ外務担当国務相も「トランプ大統領の決定は過激思想への贈り物だ。過激派は憎悪をかき立て扇動することに使うだろう」と述べるなど、各国の閣僚から懸念が相次いで示されました。
一方で会議では、湾岸諸国が敵対するイランの動きや泥沼化するイエメン内戦に関する話題にも多くの時間が割かれ、バーレーンのハリド外相は「過激派やイランの影響を受けた組織への対策がわが国にとっての最優先事項だ」と述べるなど、聖地エルサレムの問題と並んでイランの脅威への対処が喫緊の課題だとの姿勢を強調しました。