12月6日 15時17分
先月修学旅行で東京都内を訪れた静岡市の小学生と教員の合わせて40人が、墨田区の飲食店で食事をしたあとおう吐や下痢などの症状を訴え、患者からノロウイルスが検出されたことから、保健所は集団食中毒と断定して、6日から6日間、飲食店を営業停止としました。
営業停止の処分を受けたのは、東京・墨田区の飲食店「オッティモイタリア」です。
東京都によりますと、先月21日に修学旅行で都内を訪れこの店で食事をした静岡市の小学校の6年生の児童と教員など98人のうち、児童38人と教員2人の合わせて40人が、翌日からおう吐や下痢などの症状を訴えたということです。
入院した人はなく、いずれも症状は軽いということですが、墨田区保健所が調べたところ、一部の患者や従業員からノロウイルスが検出されました。
児童や教員らはこの店で夕食をとり、バイキング形式でサラダバーやカニのクリームピザ、ローストビーフなどのメニューが提供されていたということです。
保健所はこの店の食事が原因の集団食中毒と断定し、6日から6日間営業停止としました。
東京都によりますと、ノロウイルスは毎年冬に多く発生することから、調理や食事の前に手洗いをし、食品を十分加熱するなど注意を呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171206/k10011248451000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001