0001みつを ★
2017/11/30(木) 05:24:18.66ID:CAP_USER911月30日 4時19分
政府は、北朝鮮が、29日発射した弾道ミサイルについて、アメリカ全土やロシア、ヨーロッパも射程に入る新型のICBM=大陸間弾道ミサイルとの見方を強めていて、国連安保理決議の完全な履行など、一層の圧力強化を各国に呼びかけていく方針です。
北朝鮮が、29日およそ2か月半ぶりに発射した弾道ミサイルは、これまでで最大の4000キロを大きく超える高度に達し、およそ1000キロ飛しょうして青森県の西およそ250キロの日本のEEZ=排他的経済水域内に落下したと推定されています。
政府は、この弾道ミサイルについて、飛行中に3つに分離したことから複数の推進装置を備えた多段式の新型のICBM=大陸間弾道ミサイルで、射程距離は、1万2000キロから1万3000キロに達し、ワシントンを含むアメリカ全土やロシア、ヨーロッパも射程に入るという見方を強めています。
安倍総理大臣は29日の参議院予算委員会で、「もし大気圏への再突入技術を手に入れ、核を小型化して弾頭に積めるようになれば、すべての国にとって大きな脅威となる」と述べていて、政府は、北朝鮮がICBMの完成に必要な大気圏への再突入技術や核弾頭の小型化をどの程度進展させているのか詳細な分析を進めています。
また今回のミサイル発射を受けて安倍総理大臣は、アメリカのトランプ大統領や韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と相次いで電話で会談し、中国の役割が重要だという認識を共有するとともに、日米韓3か国で一層の圧力強化に取り組んでいくことで一致しました。
政府は、これから冬にかけて北朝鮮に対する制裁はさらに効果が出てくるとして、国連安保理の場などを通じて、安保理決議の完全な履行などを各国に呼びかけていく方針です。