総務省に届け出ず中継サーバー事業を行ったとして、愛知県警は29日、
群馬県太田市の人材派遣会社「強将」の社長、樋口強(47)=同市龍舞町=と
社員で中国籍の劉可(31)=東京都江東区豊洲5=の両容疑者を
電気通信事業法違反(無届け電気通信事業)容疑で逮捕した。
県警は、この中継サーバーが不正アクセスなど犯罪に悪用されていた可能性が高いとみて捜査している。
逮捕容疑は同社事務所内に2月19日〜9月20日、
中国にいる利用者が日本国内のサイトに接続できる中継サーバーを無届けで設置、提供したとしている。
樋口容疑者は容疑を認め、劉容疑者は否認しているという。
県警によると、名古屋市の男性から3月、「オンラインゲームのアイテムが盗まれた」と相談があって調べたところ、
ゲーム会社の接続記録で同社の中継サーバーが浮上した。
日本のサイトの管理者は、犯罪利用が目立つとして中国からのアクセスを制限しているケースが多い。
中継サーバーは中国からの接続が可能となる上、利用者の特定を困難にする特性があるため、
サイバー犯罪の温床になっているとして、全国で摘発が進んでいる。
以下ソース:毎日新聞 2017年11月29日 19時34分(最終更新 11月29日 21時48分)
https://mainichi.jp/articles/20171130/k00/00m/040/066000c