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11月21日 22時12分
インドネシア政府は21日夕方、バリ島のアグン山で小規模な噴火があったと発表しました。アグン山の噴火は54年ぶりで政府は、これまでのところ警戒レベルを引き上げる状況ではないとしたうえで、引き続き火山活動を監視するとしています。
インドネシア政府の災害対策部門によりますと、日本時間の21日午後6時すぎ、バリ島の北東部にある標高3014メートルのアグン山で小規模な噴火があり、噴煙は最大でおよそ700メートルの高さまで上がったということです。
アグン山について、インドネシア政府はことし9月、噴火のおそれが高まっているとして警戒レベルを最も高いレベル4に引き上げましたが、先月、火山性地震の回数が減っていることなどを理由にレベル3に引き下げました。
政府は、これまでのところ警戒レベルを引き上げる状況ではないとしたうえで、引き続き火山活動を監視するとしています。
また、今のところバリ島の空港を発着する空の便に今回の噴火による影響は出ていないということです。
アグン山が噴火するのは1963年以来54年ぶりで、当時は活発な火山活動がおよそ1年にわたって続き、およそ1000人が亡くなるなど大きな被害が出ました。