小学生を助けた女子中学生に感謝状だ。バレー部や陸上部に所属する3人。登校時間が迫るなかでの出来事だった。
青木七海さん(13):「困っていたから助けた方がいいかなと思って」
当時を語る埼玉県の滑川中学校1年の青木七海さん、芳賀麻央さん(12)、田嶋海鈴さん(13)がこのニュースの主役。それは今年5月、3人が登校していると、通学路で小学1年の女の子がうずくまっていて、周りでは児童が困惑していた。
芳賀麻央さん:「通学班の子がワーッとなっていたんですけど、中学生とかも皆(通り過ぎて)行っちゃうので」
3人も一度は通り過ぎたが、普段見ない光景が気になり、近くに自転車を止めて様子を見に戻ったという。
青木七海さん:「『大丈夫?』みたいな声掛けをして、(ひざから)血とかが出ていたから少し拭いたりして」
泣く女の子に優しく話し掛けるなどした彼女たち。落ち着いたところで田嶋さんが女の子をおんぶ。2人が荷物を持って300メートル先の交差点にいる先生のもとへ一目散に走りだした。けがを心配し、一生懸命に走った彼女たち。女の子は無事、先生のもとへ。
田嶋海鈴さん:「先生の所に届けられて、その子も安心したかなと」
小学校によると、女の子は排水溝でつまずいたが、幸い大きなけがではなかったという。心優しい行動をした3人には警察から感謝状が贈られた。
青木七海さん:「大きなことをしたわけではないのに賞状をもらえて、すごくうれしかった」
3人は今後も困っている子がいたら迷わず助けたいと話している。
配信2017/11/20 17:18
テレ朝ニュース
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