刑務所入所者 戦後最少 高齢者は増加 犯罪白書
11月17日 10時38分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171117/k10011226511000.html
法務省は、ことしの犯罪白書をまとめ、去年、刑務所に入所した人はおよそ2万人と、戦後最少を記録した一方、高齢者の占める割合は増加し、再入所となった人の年齢別の割合でも高くなっていることから、高齢犯罪者の再犯防止策などを強化すべきだと指摘しています。
17日の閣議に報告されたことしの犯罪白書によりますと、去年、刑務所に入所した人は2万467人と、前の年より5%減り、これまでで最も少なかった平成4年を下回り、戦後最少となった一方で、65歳以上の高齢者の占める割合は12.2%と増加しています。
また、おととし刑務所を出所した人のうち、去年の年末までに再び罪を犯して入所した人の割合は18%でしたが、年齢層別で見ると、65歳以上の高齢者が23.2%と、ほかの年代と比べ最も高くなっていて、白書では、高齢犯罪者の再犯防止策などを強化すべきだと指摘しています。
一方、受刑者の一部を早く社会に戻して再犯を防ぐため、去年から始まった、刑事裁判の判決で実刑の期間の一部を猶予することができる「刑の一部執行猶予」が適用された受刑者は、去年の年末の時点で821人となっています。
11月17日 10時38分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171117/k10011226511000.html
法務省は、ことしの犯罪白書をまとめ、去年、刑務所に入所した人はおよそ2万人と、戦後最少を記録した一方、高齢者の占める割合は増加し、再入所となった人の年齢別の割合でも高くなっていることから、高齢犯罪者の再犯防止策などを強化すべきだと指摘しています。
17日の閣議に報告されたことしの犯罪白書によりますと、去年、刑務所に入所した人は2万467人と、前の年より5%減り、これまでで最も少なかった平成4年を下回り、戦後最少となった一方で、65歳以上の高齢者の占める割合は12.2%と増加しています。
また、おととし刑務所を出所した人のうち、去年の年末までに再び罪を犯して入所した人の割合は18%でしたが、年齢層別で見ると、65歳以上の高齢者が23.2%と、ほかの年代と比べ最も高くなっていて、白書では、高齢犯罪者の再犯防止策などを強化すべきだと指摘しています。
一方、受刑者の一部を早く社会に戻して再犯を防ぐため、去年から始まった、刑事裁判の判決で実刑の期間の一部を猶予することができる「刑の一部執行猶予」が適用された受刑者は、去年の年末の時点で821人となっています。