南砺市の公立2病院で未払い1887万円
2017/11/13 16:38 現在
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=16665
南砺市の2つの公立病院で、時間外勤務手当が実績どおり支払われていなかったことが労働基準監督署の調査でわかりました。
市は2つの病院を合わせ260人に対し、未払い分1887万円余りを追加して支払うことにしています。
これは、13日開かれた南砺市議会の全員協議会で市側が報告したものです。
南砺市民病院はことし5月下旬、砺波労働基準監督署から、申請されていない時間外勤務があることを指摘されました。
これを受けて南砺市民病院と公立南砺中央病院は去年12月からことし5月までの6か月間について管理職以外の看護師らの勤務状況を調査しました。
その結果、研修会が時間外勤務として申請されていないケースや、時間外勤務の時間数が実際より少なく申請されていたケースがありました。
残業代の未払い額は、南砺市民病院で146人分あわせて693時間1048万円余り、公立南砺中央病院では、114人分あわせて3695時間838万円余りに上りそれぞれ追加支給されます。
うち多い人では152時間分39万8000円余りが未払いでした。
南砺市は労務管理を徹底するなどして再発防止を図りたいとしています。