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11月7日 16時32分
7日の東京の原油先物価格は、サウジアラビアの政情不安が原油の供給に影響を及ぼすのではないかという見方から4万3000円台に値上がりし、およそ2年4か月ぶりの高値となりました。
7日の東京商品取引所は、原油の先物に買い注文が集まり、取り引きの中心となる来年4月ものの先物価格が1キロリットル当たり6日より1110円高い、4万3180円で取り引きを終えました。
これは平成27年7月以来、およそ2年4か月ぶりの高値水準です。
中東の産油国サウジアラビアで、政府が現職閣僚や王子らを汚職の疑いで一斉に逮捕したことを受けて、政情不安から原油の供給に影響が出るのではないかという見方が広がったことが主な要因です。
市場関係者は「今月末に行われるOPEC=石油輸出国機構の総会で、加盟国とロシアなど非加盟の産油国が協調して減産を続けることで合意するとの見方が広がっていることも、原油価格の押し上げにつながっている」と話しています。