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11月6日 19時33分
おととし、秋田県鹿角市でタクシーの運転手を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われた被告の裁判で、最高裁判所は被告側の上告を退ける決定を出し、無期懲役の判決が確定することになりました。
おととし9月、秋田県鹿角市の道の駅で、タクシー運転手の田中義次さん(当時66)が殺害され、直前までタクシーに乗っていた東屋仁被告(57)が強盗殺人などの罪に問われました。
被告側は「事件を起こして会社を辞めるのが目的だった」として、刑の重い強盗殺人の罪には当たらないと主張しましたが、1審の秋田地方裁判所と2審の仙台高等裁判所秋田支部は、被告が逃走するための車やマスクを準備していたことなどから強盗目的だったと認定し、無期懲役の判決を言い渡しました。
これに対して被告側が上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の池上政幸裁判長は6日までに上告を退ける決定を出し、無期懲役の判決が確定することになりました。