「責任能力は争います」 商業施設 女性4人死傷
2016年6月、北海道釧路市の大型商業施設で、女性4人を死傷させたとして、殺人罪などに問われている男の裁判員裁判が10月30日、釧路地裁で始まり、被告の男は責任能力の有無について争う姿勢を示しました。
釧路市の無職、松橋伸幸被告(34)は、2016年6月釧路市内の商業施設で、包丁で次々と買い物客に襲いかかり、戸沼雅子さん(68)を死亡させたほか、女性3人にけがを負わせたとして殺人などの罪に問われています。
30日の初公判で、松橋被告は起訴内容について「事件については間違いありません」と述べる一方、「責任能力については争います」と主張しました。
冒頭陳述で、検察側は「被告は、死刑になるため無差別殺人を起こそうと考えた」と指摘。「刑事責任能力は完全にある」と主張しました。
弁護側は「被告には、統合失調症と軽度の知的障害があり、犯行時は心神耗弱状態だった」として刑を軽くするよう求めました。
判決は11月9日の予定です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171030-00000005-hokkaibunv-hok
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