10/27(金) 11:04配信
デーリー東北新聞社
青森市民病院(遠藤正章院長)は26日、低血圧状態にあった80代の女性入院患者に誤って血圧降下剤を投与し、死亡させる医療事故があったと明らかにした。会見で病院側は、患者の死亡について「誤投薬が主な要因だった」との認識を示し、遠藤院長は「あってはならない重大な事故で、心からおわび申し上げる」と陳謝した。
病院によると、80代の女性はうっ血性心不全などを患い、ことし7月に入院。9月24日朝、20代の女性看護師が内服薬の入った容器の記名確認を怠り、別の患者向けの血圧を下げる薬を服用させた。
病院側はすぐに誤りに気付き、患者が同日中に血圧低下の症状が見られたため、集中治療室での治療に切り替えた。その後、約3週間にわたり、人工透析などの治療を続けたが、今月14日に心不全で死亡した。
病院によると、看護師は経験5年未満で、当日は13人の患者への配薬を担当。薬を配る際、隣り合った個室の患者2人分の容器を同時に持っており、取り違えた。院内の計画停電に伴い、多忙な時間帯であったことも一因とみている。
事故を受け、一度に患者1人分の薬しか持たないことを盛り込んだマニュアルを各部署に周知した。担当した看護師は再指導や教育を受け、現在は先輩看護師の指導の下、業務に当たっている。
病院は今後も原因究明と再発防止に当たるほか、賠償などの協議にも応じる方針。患者の居住地については、プライバシーに配慮するとして非公表とした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171027-00010005-dtohoku-l02
デーリー東北新聞社
青森市民病院(遠藤正章院長)は26日、低血圧状態にあった80代の女性入院患者に誤って血圧降下剤を投与し、死亡させる医療事故があったと明らかにした。会見で病院側は、患者の死亡について「誤投薬が主な要因だった」との認識を示し、遠藤院長は「あってはならない重大な事故で、心からおわび申し上げる」と陳謝した。
病院によると、80代の女性はうっ血性心不全などを患い、ことし7月に入院。9月24日朝、20代の女性看護師が内服薬の入った容器の記名確認を怠り、別の患者向けの血圧を下げる薬を服用させた。
病院側はすぐに誤りに気付き、患者が同日中に血圧低下の症状が見られたため、集中治療室での治療に切り替えた。その後、約3週間にわたり、人工透析などの治療を続けたが、今月14日に心不全で死亡した。
病院によると、看護師は経験5年未満で、当日は13人の患者への配薬を担当。薬を配る際、隣り合った個室の患者2人分の容器を同時に持っており、取り違えた。院内の計画停電に伴い、多忙な時間帯であったことも一因とみている。
事故を受け、一度に患者1人分の薬しか持たないことを盛り込んだマニュアルを各部署に周知した。担当した看護師は再指導や教育を受け、現在は先輩看護師の指導の下、業務に当たっている。
病院は今後も原因究明と再発防止に当たるほか、賠償などの協議にも応じる方針。患者の居住地については、プライバシーに配慮するとして非公表とした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171027-00010005-dtohoku-l02