新潟市民病院が今年1〜6月に、延べ90人の医師に労使協定を違反する長時間労働をさせていたとして、2016年に過労自殺した同病院の医師、木元文さん=当時(37)=の夫が、新潟市と篠田昭市長、市民病院の片柳憲雄院長を新潟労働基準監督署に刑事告発する方針であることが23日、分かった。代理人弁護士が明らかにした。
木元さんの夫らは、市民病院は半年間で延べ90人の医師に、時間外労働の上限を定める協定(三六協定)違反の長時間労働をさせたと主張している。病院側のデータを基に調査したという。
木元さんの夫と代理人の斎藤裕弁護士は文さんの自殺を受けて16年11月、市民病院で長時間労働がまん延しているとして、市に改善を申し入れた。病院は長時間労働の違法性を認識したにもかかわらず、その後も是正しなかったとしている。26日に新潟労基署へ刑事告発する予定。
斎藤弁護士は「(今年6月の)是正勧告が出てから、ようやく市民病院は救急患者の受け入れを減らすなどの対応を取った。16年の申し入れの時点で改善できたのに、放置していたことが分かる。病院が自主的に改善できるとは思えない」と、刑事告発に踏み切る理由を説明している。
配信2017/10/24 07:34
新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20171024353518.html
木元さんの夫らは、市民病院は半年間で延べ90人の医師に、時間外労働の上限を定める協定(三六協定)違反の長時間労働をさせたと主張している。病院側のデータを基に調査したという。
木元さんの夫と代理人の斎藤裕弁護士は文さんの自殺を受けて16年11月、市民病院で長時間労働がまん延しているとして、市に改善を申し入れた。病院は長時間労働の違法性を認識したにもかかわらず、その後も是正しなかったとしている。26日に新潟労基署へ刑事告発する予定。
斎藤弁護士は「(今年6月の)是正勧告が出てから、ようやく市民病院は救急患者の受け入れを減らすなどの対応を取った。16年の申し入れの時点で改善できたのに、放置していたことが分かる。病院が自主的に改善できるとは思えない」と、刑事告発に踏み切る理由を説明している。
配信2017/10/24 07:34
新潟日報
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