0001みつを ★
2017/10/23(月) 17:15:54.59ID:CAP_USER910月23日 12時56分
イタリア北部の2つの州で、みずからの権限で税収の配分を決めるなど、政府に対し自治権の拡大を求めることへの賛否を問う初めての住民投票が行われ、いずれの州でも賛成が90%を超えるのが確実となっています。
イタリア北部のロンバルディア州とベネト州は、GDP=国内総生産のおよそ30%を占めるなどイタリア経済をけん引していますが、住民の間には、税収がほかの地域の開発に使われているという不満が根強くあります。
住民投票は、これら2つの州がみずからの権限で税収の配分を決めるなど政府に対し自治権の拡大を求めることへの賛否を問うもので、22日、初めて行われました。州政府によりますと、開票はほぼ終了し、いずれの州でも賛成が90%を超えるのが確実となっています。
住民投票の結果に法的な拘束力はありませんが、2つの州は圧倒的多数の住民が自治権の拡大を求めているとして、今後の政府との交渉を有利に進めたい考えです。
一方、今回の住民投票を推し進めた2つの州の知事は、EU=ヨーロッパ連合に懐疑的な姿勢を示し、難民や移民の受け入れに反対する右派政党「北部同盟」に所属していて、ヨーロッパで右派勢力の台頭が続く中、来年春にも行われるイタリアの総選挙で躍進するかどうかにも注目が集まっています。