http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171016/k10011179441000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
栃木県で登山訓練中の高校生らが雪崩に巻き込まれて8人が死亡した事故で、検証委員会は最終報告の中で、事故の最大の要因は組織の危機管理意識の欠如だとしたうえで、引率した教員は斜面を登るにしたがって雪崩が起きる危険性を認識できたはずだと指摘しました。警察は、こうした報告も踏まえ、業務上過失致死傷の疑いで早ければ年内での立件を目指すことにしています。
ことし3月、栃木県那須町の茶臼岳で登山の訓練中だった高校の山岳部の生徒らが雪崩に巻き込まれ、生徒ら8人が死亡し40人がけがをしました。
県の教育委員会が設置した検証委員会は15日に最終報告をまとめ、事故の最大の要因は「訓練を主催した県の高校体育連盟の危機管理意識の欠如」だと指摘しました。
そのうえで生徒を引率した教員については、「雪崩に関する基本的な知識は持っていたと見られ、新雪が積もっている斜面を多数の生徒らが登っていくにしたがって雪崩が起きる危険性を認識できたはずだ」と指摘しました。
現場の傾斜は38度ありましたが、引率した教員は検証委員会の聞き取りに対し「25度から30度ぐらいと考え、大丈夫だと思った」と説明したということです。
警察は、こうした報告も踏まえ、引率した教員の安全管理に問題がなかったか、業務上過失致死傷の疑いで早ければ年内での立件を目指すことにしています。
10月16日 17時22分
栃木県で登山訓練中の高校生らが雪崩に巻き込まれて8人が死亡した事故で、検証委員会は最終報告の中で、事故の最大の要因は組織の危機管理意識の欠如だとしたうえで、引率した教員は斜面を登るにしたがって雪崩が起きる危険性を認識できたはずだと指摘しました。警察は、こうした報告も踏まえ、業務上過失致死傷の疑いで早ければ年内での立件を目指すことにしています。
ことし3月、栃木県那須町の茶臼岳で登山の訓練中だった高校の山岳部の生徒らが雪崩に巻き込まれ、生徒ら8人が死亡し40人がけがをしました。
県の教育委員会が設置した検証委員会は15日に最終報告をまとめ、事故の最大の要因は「訓練を主催した県の高校体育連盟の危機管理意識の欠如」だと指摘しました。
そのうえで生徒を引率した教員については、「雪崩に関する基本的な知識は持っていたと見られ、新雪が積もっている斜面を多数の生徒らが登っていくにしたがって雪崩が起きる危険性を認識できたはずだ」と指摘しました。
現場の傾斜は38度ありましたが、引率した教員は検証委員会の聞き取りに対し「25度から30度ぐらいと考え、大丈夫だと思った」と説明したということです。
警察は、こうした報告も踏まえ、引率した教員の安全管理に問題がなかったか、業務上過失致死傷の疑いで早ければ年内での立件を目指すことにしています。
10月16日 17時22分