http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171010/k10011174001000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_010
裁判所が大気汚染を悪化させるとして首都ニューデリーで花火や爆竹の販売を一時的に禁止する命令を出しました。
インドの最高裁判所は、大気汚染の対策を求める住民などからの訴えを受けて9日、花火の煙が深刻な大気汚染をさらに悪化させるとして、花火と爆竹の販売を一時的に禁止する命令を出しました。
これを受けて、首都ニューデリーとその周辺一帯で10日から販売が禁止され、花火を売っていた店が軒並みシャッターを下ろし、警察が命令に反して販売を続けている店がないか見回りを行っていました。
インドでは今月19日にヒンドゥー教の祭り「ディワリ」が行われ、その前後に花火を打ち上げたり爆竹を鳴らしたりするのが習慣となっていて、裁判所はすでに5000トン以上の花火や爆竹が首都圏に持ち込まれたと見ています。
花火の販売業者たちは裁判所の命令に抗議のデモを行い、「いちばんの書き入れ時に販売を禁止され、大きな損害が出た」などと訴えていました。
インドでは経済成長に伴って大気汚染が深刻になっていて、WHO=世界保健機関は3年前、大気汚染物質PM2.5の年間の平均濃度が世界の都市の中でニューデリーが最も高いと発表しています。
去年もディワリのあと大気汚染が悪化し、当局が住民に外出を控えるよう呼びかけたり、石炭火力発電所の運転を一時停止したりする対策が取られました。
10月10日 20時11分
裁判所が大気汚染を悪化させるとして首都ニューデリーで花火や爆竹の販売を一時的に禁止する命令を出しました。
インドの最高裁判所は、大気汚染の対策を求める住民などからの訴えを受けて9日、花火の煙が深刻な大気汚染をさらに悪化させるとして、花火と爆竹の販売を一時的に禁止する命令を出しました。
これを受けて、首都ニューデリーとその周辺一帯で10日から販売が禁止され、花火を売っていた店が軒並みシャッターを下ろし、警察が命令に反して販売を続けている店がないか見回りを行っていました。
インドでは今月19日にヒンドゥー教の祭り「ディワリ」が行われ、その前後に花火を打ち上げたり爆竹を鳴らしたりするのが習慣となっていて、裁判所はすでに5000トン以上の花火や爆竹が首都圏に持ち込まれたと見ています。
花火の販売業者たちは裁判所の命令に抗議のデモを行い、「いちばんの書き入れ時に販売を禁止され、大きな損害が出た」などと訴えていました。
インドでは経済成長に伴って大気汚染が深刻になっていて、WHO=世界保健機関は3年前、大気汚染物質PM2.5の年間の平均濃度が世界の都市の中でニューデリーが最も高いと発表しています。
去年もディワリのあと大気汚染が悪化し、当局が住民に外出を控えるよう呼びかけたり、石炭火力発電所の運転を一時停止したりする対策が取られました。
10月10日 20時11分