復興住宅 退去を命じる初の判決
10月10日 17時44分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20171010/4484131.html
阪神・淡路大震災で住まいを失い、「借り上げ復興住宅」に入居していた女性に対し、契約期限が過ぎたとして神戸市が退去を求めていた裁判で、神戸地方裁判所は、市側の主張を認め、退去を命じました。
借り上げ復興住宅の入居者に期限切れを理由に退去を命じるのは初めてです。
借り上げ復興住宅は、阪神・淡路大震災で住まいを失った人のために自治体が民間の集合住宅を20年の期限で借り上げて提供した住宅です。
神戸市は契約期限が切れるのにあわせて85歳以上の人や重い障害のある人を除いて退去を求め、去年2月以降、あわせて7世帯に部屋の明け渡しを求める訴えを起こしています。
10日は、このうち平成14年から入居していた79歳の女性を市が訴えた裁判の判決が言い渡され、神戸地方裁判所の山口浩司裁判長は、「市は女性に入居を許可した時点で期限を通知していて、女性は入居するかどうか事前に検討できた」などとして女性に退去を命じました。
借り上げ復興住宅をめぐっては兵庫県西宮市でも契約期限が切れた住宅の入居者に退去を求める裁判が行われていますが、入居者に退去を命じた判決は初めてです。
判決の後、入居者の弁護団長を務める佐伯雄三弁護士は、記者会見で、「十分な審理も行われない不当な判決で、住民の暮らしの基盤である住まいが確保されるよう控訴したい」と話していました。
10月10日 17時44分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20171010/4484131.html
阪神・淡路大震災で住まいを失い、「借り上げ復興住宅」に入居していた女性に対し、契約期限が過ぎたとして神戸市が退去を求めていた裁判で、神戸地方裁判所は、市側の主張を認め、退去を命じました。
借り上げ復興住宅の入居者に期限切れを理由に退去を命じるのは初めてです。
借り上げ復興住宅は、阪神・淡路大震災で住まいを失った人のために自治体が民間の集合住宅を20年の期限で借り上げて提供した住宅です。
神戸市は契約期限が切れるのにあわせて85歳以上の人や重い障害のある人を除いて退去を求め、去年2月以降、あわせて7世帯に部屋の明け渡しを求める訴えを起こしています。
10日は、このうち平成14年から入居していた79歳の女性を市が訴えた裁判の判決が言い渡され、神戸地方裁判所の山口浩司裁判長は、「市は女性に入居を許可した時点で期限を通知していて、女性は入居するかどうか事前に検討できた」などとして女性に退去を命じました。
借り上げ復興住宅をめぐっては兵庫県西宮市でも契約期限が切れた住宅の入居者に退去を求める裁判が行われていますが、入居者に退去を命じた判決は初めてです。
判決の後、入居者の弁護団長を務める佐伯雄三弁護士は、記者会見で、「十分な審理も行われない不当な判決で、住民の暮らしの基盤である住まいが確保されるよう控訴したい」と話していました。