海洋研究機構、論文数を過大報告…「集計ミス」
10/8(日) 13:41配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171007-00050087-yom-sci
研究機関が公表している研究論文の発表数について、深海探査などを行っている海洋研究開発機構が、過去5年間で実際より約1100本多く報告していたことが7日、わかった。
同機構は、著者が2人いる論文を重複して数えるなど、集計ミスがあったとしている。
論文数は、国が研究機関を評価する際の指標の一つになっており、同機構を所管する文部科学省は「誤りに気づけなかったのは大きな問題」と指摘している。
同機構は各年度の事業報告書などで、外部の専門家の査読を受けた論文数を公表しており、2011〜15年度の論文数は計4062本に上っていた。だが、同機構が改めて論文数を分析したところ、5年間の合計は計2948本で、実際の論文数より4割近く多く報告していたことが発覚した。