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性犯罪の被害者への支援について考えるフォーラムが都内で開かれ、支援団体と警察、医療機関が連携して、被害者の回復まで長期的に支援する仕組みについて意見を交わしました。
東京・千代田区で開かれたフォーラムには、性犯罪の被害者や全国の支援団体の相談員、警察官などおよそ500人が出席しました。
この中で、性犯罪の被害者支援にあたっている弁護士や相談員など5人が参加して、パネルディスカッションが行われました。
性犯罪の被害相談を専門に受けている団体は全国に40か所あり、警察や医療機関と連携して支援にあたっていますが、被害直後だけではなく、その後の心のケアや生活の立て直しまでを長期的に支える体制づくりが大きな課題となっています。
この点について、パネルディスカッションでは、「性被害の精神的ケアができる医療機関と連携すべきだ」とか、「被害者の状況を関係機関が定期的に共有する仕組みが必要だ」などという意見が出されていました。
13年前に見知らぬ男から性的暴行を受ける被害に遭った早川恵子さんは「性犯罪の被害者が回復したと思えるまでの期間は、それぞれ異なり、周囲の支えが必要だ。警察、支援団体、医療機関など最初にどことつながっても長い道のりを支えてもらえる体制ができてほしい」と話していました。
10月6日 19時43分