11月、福岡市と熊本市で講演を行う予定だったチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が、来日を取りやめたことがわかりました。
疲労が原因とみられるということです。
チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は、11月10日から21日まで日本を訪問し、東京での法話に続いて、14日に福岡市で15日に熊本市でそれぞれ講演を行う予定でした。
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所によりますと、2日、亡命先のインド・ダラムサラにある法王庁から、「医師から休養を勧められた」と連絡が入り、日本への訪問を取りやめることが決まったということです。
事務所では、「ダライ・ラマ14世の詳しい健康状態については分からないが、疲労が原因とみられる」としています。
ダライ・ラマ14世は非暴力主義の立場から、中国当局による人権弾圧などチベット問題の解決を訴え続け、1989年にノーベル平和賞を受賞し、82歳になった今も、世界各地を回っています。
日本には2000年以降、ほぼ毎年訪れていて、今回、福岡県には9年ぶり、熊本県には12年ぶりの訪問になる予定でした。
配信10月03日 18時55分
福岡 NEWS WEB
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