日本原燃 来年度上期の再処理工場完成は厳しい
9月29日 20時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170929/k10011162251000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_001
青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場について、運営する日本原燃は、安全管理上の問題が相次いで発覚したことを受け、目標とする来年度上期の工場の完成は厳しいという見方を初めて示しました。
青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場では先月、非常用発電機が入る建屋に雨水が流れ込んでいたうえに、流入経路と見られる場所の点検が14年間、1度も行われていないことが明らかになるなど、安全管理上の問題が相次いでいて、原子力規制委員会は、施設全体の安全確保が確認されるまで、再処理工場の本格運転の前提となる審査に合格させない考えを示しています。
29日、青森市で開かれた会見で、日本原燃の工藤健二社長は、「青森県民の皆さま、広く社会の皆さまに誠に申し訳ない」と陳謝しました。
そのうえで、年内にすべての設備の安全性を確認し、管理計画を策定する方針を示しました。
そして、これまでに23回延期している工場の完成時期について、現在、目標としている来年度上期は厳しい、という見方を初めて示しました。
再処理工場は、原発から出る使用済み核燃料を化学的に処理してプルトニウムやウランを取り出し、再び燃料として使う「核燃料サイクル」の中核施設で当初、平成9年の完成を目指していましたが、相次ぐトラブルで着工から24年たった現在も本格稼働できない状態となっています。
9月29日 20時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170929/k10011162251000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_001
青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場について、運営する日本原燃は、安全管理上の問題が相次いで発覚したことを受け、目標とする来年度上期の工場の完成は厳しいという見方を初めて示しました。
青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場では先月、非常用発電機が入る建屋に雨水が流れ込んでいたうえに、流入経路と見られる場所の点検が14年間、1度も行われていないことが明らかになるなど、安全管理上の問題が相次いでいて、原子力規制委員会は、施設全体の安全確保が確認されるまで、再処理工場の本格運転の前提となる審査に合格させない考えを示しています。
29日、青森市で開かれた会見で、日本原燃の工藤健二社長は、「青森県民の皆さま、広く社会の皆さまに誠に申し訳ない」と陳謝しました。
そのうえで、年内にすべての設備の安全性を確認し、管理計画を策定する方針を示しました。
そして、これまでに23回延期している工場の完成時期について、現在、目標としている来年度上期は厳しい、という見方を初めて示しました。
再処理工場は、原発から出る使用済み核燃料を化学的に処理してプルトニウムやウランを取り出し、再び燃料として使う「核燃料サイクル」の中核施設で当初、平成9年の完成を目指していましたが、相次ぐトラブルで着工から24年たった現在も本格稼働できない状態となっています。