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関西電力が来年1月以降の再稼働を目指している大飯原子力発電所の3号機と4号機について福井県議会は28日、事実上、再稼働に同意する意見書を可決しました。これにより大飯原発の再稼働は、福井県の西川知事の判断が焦点になります。
大飯原発3、4号機をめぐっては再稼働に必要な国の許認可をすべて受けていて、25日には地元・福井県おおい町が再稼働に同意しています。福井県議会は28日、事実上、再稼働に同意する意見書を賛成多数で可決しました。
意見書では「再稼働にあたっては国が一元的に責任を果たすことが必要だ」と指摘したうえで、原発の必要性について国民理解を進める取り組みを強化することや使用済み核燃料の保管や廃棄物の処分について具体的な対策を進めることなどを国に求めています。
県議会が同意したことにより、大飯原発の再稼働は福井県の西川知事の判断が焦点になります。
関西電力は3号機を来年1月中旬に、4号機を3月中旬に再稼働させる計画を示しています。現在、運転中の原発は鹿児島県にある川内原発、福井県にある高浜原発、愛媛県にある伊方原発と合わせて全国で3原発5基で、佐賀県にある玄海原発3号機と4号機も来年1月から3月にかけて再稼働する予定です。
9月28日 20時12分